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その他の民事事件

その他の民事事件

民事事件とは、相続や交通事故、離婚問題や借金問題など、普段よく耳にするこれらの問題だけではありません。民事事件で取り扱われるものは、その他にも、契約関係におけるトラブルや、不法行為、消費者被害、インターネット上でのトラブル、男女のトラブル、さらにはご近所トラブルなど、その分野は多岐にわたります。
ここでは、そのような民事事件として取り扱われるその他の問題について、簡単に説明します。

契約関係におけるトラブル

他人となんらかの契約を結んだ場合、基本的には、例えばお金を支払ったり物を渡したりという債務がお互いに発生するので、どちらも相手のためにその債務を行わなければなりません。
しかし、なかには、相手がその債務を履行してくれないことがあります。そのような場合、その相手に対して、債務を行なうように請求することができます。また、それでもなお債務の履行をしてくれない場合には、債務不履行に基づく損害賠償を請求することになります。
ここでいう契約には様々なものがあり、売買契約や賃貸借契約、消費貸借契約や請負契約などがあります。

【具体例】

  • 友達にお金を貸したが、返してもらえない
  • 知り合いから車を譲ってもらい、その代金をすでに支払ったのに、未だに車を渡してもらえない

日常の中での不法行為

他人から違法に損害を与えられた場合(不法行為を受けた場合)、その相手に対して、治療費や慰謝料などの損害賠償を請求することができます。
不法行為というと、身近なものは交通事故による場合ですが、日常の中での不法行為はそれだけはなく、その他にも多くの類型があります。

【具体例】

  • 他人から暴力を振るわれ、怪我をさせられてしまった
  • 子どもが、学校の授業で大きな怪我をしてしまった
  • 自分の弱みを握られてしまい、「お金を払わなければ会社や家族にバラすぞ」と脅迫されている

消費者被害

日々の生活の中では、悪徳業者のセールスに騙されてしまい、いきなりお金を請求されることがあります。このような悪徳業者の請求に対して、一度でもお金を払ってしまうと、悪徳業者に「この人からはまだまだお金を騙し取れそうだ」と目をつけられてしまい、何度も被害にあってしまうことが多いです。
そして、このような消費者被害の厄介なところは、自分だけで対応しようとしても、相手は人を騙すプロなので、なかなか解決することができない点にあります。
しかし、弁護士であれば、法律に基づいて毅然とした強気な対応を取ることができるので、受けた被害の回復や今後の被害防止につなげることができます。

【具体例】

  • 訪問販売で、高額の羽毛布団を買わされてしまった
  • 注文していないはずなのに、自宅にいきなり高級食材が送られてきて、その料金を請求されている
  • 「誰でも簡単に稼げる副業」と言われ、初期費用を支払ったが、実際には全く稼げる仕組みではなかった

インターネット上でのトラブル

近年、インターネットの急速な普及により、社会は大変便利になりました。しかし、その反面、従来の社会では見られなかったインターネット特有のトラブルが、頻発するようにもなっています。
インターネット上でのトラブルについて、その特有の要素としては、相手や加害者が誰なのか、その顔も名前もわからないことが多いという点にあります。ですので、自分の力だけではなかなか解決できないケースも多いです。

【具体例】

  • インターネット上において、自分のプライバシー情報を勝手に公開された上で、誹謗中傷されてしまった
  • SNSにアップした画像から、個人情報を特定され、ストーカー被害にあってしまった
  • インターネットにおいて、画面をワンクリックしただけで「契約が成立しました」と一方的に表示され、多額の金銭を請求されてしまった

男女のトラブル

男女のトラブルは、なにも夫婦間での離婚問題だけではありません。
婚姻関係がない男女間にも、様々なトラブルが発生します。男女の間でよく問題となる代表的なものとしては、DV被害やモラルハラスメントの被害、婚約の破棄、さらにはストーカー被害等があります。

【具体例】

  • 同棲している相手から、暴力を受けている
  • 婚約をして、結婚式の手配までしていたのに、入籍直前で破棄されてしまった
  • 別れた元恋人から、執拗につきまとわれている

ご近所トラブル

普段住んでいる住宅の近所の人との間でも、トラブルに頭を悩ませることは少なくありません。
ご近所とのトラブルでは、「自分も迷惑をかけていることがあるだろうし、ご近所さん相手にあまり事を荒立てたくはない」という気持ちから、なかなか直接には言い出せないことも多いです。そうはいっても、やはり我慢には限界がありますし、それが原因で自分の健康を害してしまうこともあります。
そこで、弁護士などの第三者を間にはさむことで、穏便に解決できる場合もあります。
このご近所トラブルとしてよく問題となるものには、騒音や悪臭トラブル、境界の問題、日照の問題などがあります。

【具体例】

  • 隣の家が庭までゴミで溢れるゴミ屋敷になっていて、そこから漂ってくる悪臭で窓も開けられない
  • 隣の家との境界が曖昧になっているが、どうも隣の人が越境して自分の敷地を使用している
  • 家の前に高層マンションが建つ計画が持ち上がっていて、それが完成したら家に全く日が当たらなくなってしまう